3歳児流、遊びながら学ぶ 人のからだカード
遊びながら学ぶ 人のからだカード
書店で買える親勉カードです。
もちろん私は、一時帰国の時に手に入れました。
Amazonで一時的に品切れしていたので、ジュンク堂まで電話してお取り置きして買いに行きましたよ!
3歳の息子が、
博物館で頭蓋骨を見たこと。
ゾンビやお化けが大好きなこと。
このことから、絶対に好きになるな、と思ったんです。
遊び方
このカードは色々な遊び方が出来ます。カードゲームにしたりすることも出来ますが、我が家はまだ3歳。
どんな風に遊んだかというと、骨のカードを並べて、トミカの通り道にしてみました!
息子「アルファードがきたよ!いきます!」
(と、カードの上でトミカの車を動かす)
私「アルファードが、腓骨と脛骨と大腿骨と坐骨と恥骨と肋骨と鎖骨の上を通って行ったよ〜!」
じゃ次!
息子「タンクローリーが通るよ!いきます!」
(と、カードの上でトミカの車を動かす)
私「タンクローリーが、腓骨と脛骨と大腿骨と坐骨と恥骨と肋骨と鎖骨の上を通って行ったよ〜!」
じゃ次!
息子「トラクターが通るよ!いきます!」
(と、カードの上でトミカの車を動かす)
私「トラクターが、腓骨と脛骨と大腿骨と坐骨と恥骨と肋骨と鎖骨の上を通って行ったよ〜!」(疲れてくる)
じゃ次!
息子「パトカーが通るよ!いきます!」
(と、カードの上でトミカの車を動かす)
私(疲れてきたし、一回スキップしようっと)
息子「ママ、言って!言って!」
私「パトカーが、腓骨と脛骨と大腿骨と坐骨と恥骨と肋骨と鎖骨の上を通って行ったよ〜!」(頑張る)
これを、手持ちのトミカが全部なくなるまで繰り返しました。
いんです、これで。
子供は楽しいし、骨の名称のアナウンスもばっちりできました。
何より、中学受験にも役だつ人のからだの作りが、ポジティブなものとしてインプットされています。
カードの遊び方、色々書いてありますが、子供に合わせてカスタマイズして、正しく遊ぼうとしないことがポイントです。
正しいよりも楽しさを、と小室先生も常々おっしゃっております。
ご飯やおやつの時間に出来る分数
分数でつまづく子、つまづかない子
小学校で分数が出てきた時、すんなり受け入れられる子とそうでない子がいるかと思います。
何を隠そう、私も分数で苦戦した子のひとりでした。
分数の足し算、分数の引き算、分数の掛け算、分数の割り算、やり方は教えてもらったから分かる。
でも納得できない。これってどういうこと?と悩んだものです。
おもひでぽろぽろにもそんなシーンが出てきますよね。
「分数を分数で割るって…わかんないよ」
「分数の割り算がすんなりできた人はその後の人生もすんなりいくらしいのよ」
個人的には、何かに悩んで悩んですんなりいかなかった経験も人生には大事かな、と思いますが、 分数でつまづいてその後の算数、数学の苦手意識がついてしまうのはもったいない。
分数でつまづかなくても、その後の人生には色々ありますからね。 つまづきチャンスは分数じゃなくてもイイ!笑
日常で出来る分数のアナウンス
まずは、分数の概念を体験として理解していること、これがスタートかな、と思います。
例えば、2分の1は、4分の1より大きい。4分の1が2つあると、2分の1になる、とかね。
この概念、朝ご飯やおやつの時間にも簡単にアナウンスできるんですよ。
ある日の息子の朝ごはん。日本から持ってきた冷凍の今川焼き。
(朝ご飯に今川焼き?というのはさておき)
こんなタイプの朝ご飯の日は、アナウンスチャンスです。
まずは半分に切って「2分の1になったよ。どうぞ」
次は、半分を半分に切って「4分の1になったよ。4分の1はママがもらっていいかな?」
「4分の1はママが食べたから、4分の3がお腹に入ったね」
教えようとしなくてOK。
あくまでもさりげなく話すだけです。
パンでも、ホットケーキでも、こういったアナウンスが出来ます。
アナウンスを続けていくうちに、分数の概念が自然と頭に入っていきますよ。
おまけに
まあるい今川焼き。分数以外のアナウンスにも使えます。
例えば、「まんまるで、お月様みたいだね。満月だね」
「今川焼きって、今川義元と何か関係あるのかな?ママ調べてみようっと」
(パッケージを見ながら)「今川焼きって、ひへん、があるね」
などなど。
国語、数学、理科、社会のアナウンスがこれだけで出来ちゃいますね。
親勉家庭の必須アイテム、ラミネータ
必須アイテム、ラミネータ!
親勉を家庭で実施するにあたって、絶対に買っておいたほうが良いものがあります。
それはラミネータ!
ラミネータをご存知ない方のためにご説明すると、飲食店のメニューなどで、 紙が透明のシートでコーティングされているのを見たことありませんか?
アレができる機械です。(大雑把)
私が使っているのはアイリスオーヤマのA3まで対応できるもの。5000円ちょっと。
A4までで良ければ3000円弱で購入できます。
キンコーズなどに毎回持ち込んでラミネートする方法もあるんですが、頻度が多いので買ってしまったほうが安上がりです。
実際、ラミネートフィルムもかなり消費します。
A0など、大きなサイズのラミネート加工だけはキンコーズなどに持ち込むといいと思います。
何に使う?
親勉関連のポスター、これは全部ラミネートしましょう! ラミネートすることによって、壁に貼っても、床に転がしても破けません。
我が家は、息子が2歳の時から親勉を始めたので、ポスターなんてかじるためにある!ってくらいガシガシかじってよだれにまみれます。 紙のポスターのままだと、寿命は10分くらいのところ、ラミネートすると数ヶ月は使えます。
そして、ラミネートしたポスターのうしろを濡らしてお風呂の壁に貼ると、ピタッとくっつくので、お風呂の中でポスターを使いたい時にも大活躍。
あると便利なアイテム
必須、というほどでもないけれど、あると便利なのはかどまるパンチです。
これは、直角をまるくパンチできるもので、自分でラミネートした紙を切ってカードを作る時などに使ってます。
そのままでもいいんですが、角が丸くなっているほうが子供にとっても安全かなと思います。
先日はこのように使いました。
以前ダウンロードした小冊子で、生き物カード作り。
3歳の息子も、「自分でやりたい!」と一緒にカードを作りました。
自分で作ったカードってひときわ愛着がわくみたいです。
3歳でもできる部首トランプ遊び
部首トランプ
親勉ショップの部首トランプ。
親勉やってなかったら、何が面白いのか分からないトランプです。
2歳〜3歳男子、我が家の遊び方
このトランプは、七並べなどに使うとちょうど同じ部首がズラーッと並んで覚えやすいのですが、 3歳の息子はまだ七並べは出来ません。
2歳のうちは、どんな風に遊んでいたかというと…
「もんがまえ」や「さんずい」に洗濯バサミで足をつけて、
「もんがまえにYellow colorの足がついたよ」
「さんずいにblue colorの手がついたよ」
「こんにちは!もんがまえさん、今日はどこにいくの?」
と、ごっこ遊びの登場人物にしていました。
最近は、「もんがまえ」「さんずい」などのテーマを決めて、豚のしっぽが定番です。
トランプを裏返してまるーく並べて、
1枚1枚めくっていきます。
テーマの部首が出たらタッチ!最初にタッチした人が全部もらえるというルールです。
(通常豚のしっぽは、最後にタッチした人が全部トランプを引き受け、持っているトランプの数が多い人が負けですが、そこは我が家でやりやすいルールでやっています。大事なのは部首のインプットで豚のしっぽを正しいルールでやることではないので)
「もんがまえタッチしたね!はい、全部どうぞー」
と息子にあげると、たくさんカードをもらえて大喜び!
カードを見ながら、 「もんがまえ、もんがまえ、これももんがまえ、もんがまえいっぱいあるよ!」
と話しています。
遊び方で重要なのは、必ず部首の名前を口に出してアナウンスすること。これだけです。
3歳息子の変化
3歳になったばかりの一時帰国の時に感じたのは、日本の街中には漢字がたくさんある、ということ。
例えば、お店の店頭には、"営業時間 10:00-17:00"と表記してあるところが多いですよね。
「もんがまえ」が分かるようになると、
「ママ、ここもんがまえあったよ!あ、ここにもあったよ!」
とゲーム感覚で部首探しが出来ます。
駅から家までの数分が、親勉タイムになりますよ。
ひらがなについて
親勉では、ひらがなは取り扱いません。
私も、3歳の息子に特に教えていません。
ひらがなは、小学校で教えてもらいましょう、というスタンスです。
なぜなら、「大人になった時、当たり前にできる事には、時間もお金も使わない」というポリシーがあるからです。 漢字が読めない大人、苦手な大人はいても、ひらがなが書けない、読めない大人はいませんよね。
先取り教育で、小学校入学前にひらがなが読めるようになったとしても、それでリードできるのはせいぜい数ヶ月。
そのために時間は使いません。コストもかけません。(どちらも有限ですから!)
3歳の息子は、ひらがなは読めないし書けませんが、
「もんがまえ」や「さんずい」を見つける事が出来る。
そして、「もんがまえ」や「さんずい」で遊ぶ事が出来る。
楽しく遊んだ先には、
「部首」→「読み方」
「部首」→「書き方」
への興味へと発展していくでしょう。
小学校で出される宿題には漢字の書き取りが必ずあります。
友達みたいな「もんがまえ」と触れ合う時間になるか、
それともつまらない苦痛な時間として過ごすか。
親が作る環境が、左右していくと思います。
それに、幼児には曲線が多いひらがなやカタカナよりも、直線が多い漢字の部首の方が覚えやすいんですよ。
私も、漢字の部首はけっこう忘れていたりするので、楽しく復習するため、そしてアナウンスのネタにするために買った本がこちら。
これ、分かりやすいし絵も可愛いくてオススメです。
寝ながらでも出来る、歴史人物のインプット
歴史人物トランプ
親勉公式の歴史人物トランプ。
そして、書店で販売している歴史人物トランプ。
3歳の息子も、このトランプが大好きです。
遊び方
3歳になるまでは、ゲームっぽいことも出来なかったので、アナウンス=声かけ(「織田信長」とか「豊臣秀吉」とか)をしながら、カードを一緒にポイポイ投げてみたり。
箱に1枚1枚入れるゲーム(というほどでもない)をしたり、時にはかじってみたり。
あまりに使いすぎて、1年もたたないのにトランプはシワシワ。大塩平八郎は行方不明ですが、それだけたくさん歴史人物に触れたということですよね。
ボロボロになったらまた買えばいっか、という気持ちでやっています。
目的は、歴史人物に親しむことで、カードをきれいに保管することではないですから。
そんな適当な遊びでも、「マッカーサー!」「後醍醐天皇!」など、特徴のある歴史人物の名前はもう覚えてしまっています。
最近では、カードを丸く裏返しに並べて、1枚1枚めくっていき、お題の人が出たらタッチする、豚のしっぽ(もどき)も出来るようになってきました。
我が家のテーマは「ひげ」が多いです。
「ひげタッチやる〜」と自分からトランプを出してきます。
この時に、絶対やることはひとつ!めくったトランプの人名と(できれば時代も)読み上げること。
教えようとしなくていいです。読み上げてつぶやくだけ。
これで何回も遊ぶと、自然とインプットされていきますよ!
貼り勉
歴史人物のポスターも子供の目の高さに貼ってあるので、折にふれて3歳男子はみています。
中でも、ミャンマー暮らしの影響かお坊さんが大好き。
行基(ぎょうき):奈良の大仏を作った
鑑真(がんじん):正しい仏教の教えを広めた
この2人は強力にインプットされているようです。
寝ながら勉
鑑真は、中国から日本に渡る際に5度失敗していて、6度目の挑戦でようやくたどり着くことが出来ました。 その苦労から目が見えなくなってしまっています。トランプの鑑真の絵も、目を閉じているところが描かれています。
行基は、パッチリとはいかないまでも、目を開けた写真です。
ある休日の朝、息子が、ベッドで寝ている私を見て「ママ鑑真になっっちゃった」と言いだしました。 「ん?」と目を思って開けてみると…今度は「ママ行基になった!」
目を閉じている=鑑真、目を開けている=行基
と言っているんです。子供の発想って本当に面白い。
そこで、寝ながら目をパチパチさせて、「鑑真!」「行基!」「鑑真!」「行基!」
キャハハハハハハハ〜!
と大盛り上がり。
「ほら、お父さんも鑑真になってるよ」「あ、行基になった〜」
と、家族全員寝ながら親勉。
机に向かうどころか、寝ながらだって親勉が出来てしまうんです。
楽しい気持ちとつながっているから、この2人のお坊さんの事はずっと忘れないのではないでしょうか。
【2歳男子親勉的おでかけ】タイ・チェンライ_アカ族の村
タイの北部チェンライ
チェンライは、タイ最北部の県です。
山が多く涼しい気候、そしてメコン河をはさんでミャンマー、ラオスの国境と接しており、異文化が混じり合う場所でもあります。
2017年11月、私の両親がボランティアでチェンライを訪れることになり、当時は2歳だった息子と一緒に同行させてもらいました。
普通の観光旅行とはもちろん違って、山岳民族の子供寮や学校をめぐり、寄付活動や、寄付によって作られた設備の完成式典に参加したり、そのお手伝いをするというものです。
アカ族の学校
山岳民族であるアカ族の学校へ訪問しました。図書の贈呈式と歓迎の式典がありました。
はじめは、ボランティアの大人たちに混じってお客さん席に座っていたのですが、息子がなにやら動き始めました!
学校の子供達が座っている方に自分も座りたかったようで、自ら優しそうなお姉さんを選んでその隣に座ったのです。
やっぱり子供は子供と一緒にいたいんだね〜、と周囲の大人が一斉に感心。
学校の子供達が代わる代わる世話をしてくれ、一緒にミミズを探したり、校舎の中を探検したりして過ごしました。
アカ族の子供寮
アカ族の子供達が暮らす寮では、息子はさらに積極的になっていました。
初めから子供達側に陣取り、一緒に座って、遊んだり、ふかしたお芋を食べたり、「抱っこしてもらう〜」と寄って行ったり。
子供達が話していたのは、タイ語でもなく、アカ語という部族の言語だったと思います。
言葉、宗教、援助する側とされる側…子供達の間には、何の壁もないのだな…と感じました。
山の中にあるこの寮へ向かう時に乗ったのは、ピックアップトラックの荷台です。
大人にはなかなか過酷に感じますが、息子は大喜び!
アカ族の教会
日本の方が経営するという「はなぞのコーヒー」で一息ついた後は、アカ族の教会の日曜礼拝へと向かいました。
我々がはなぞのコーヒーを出発する時、同じ方向に向かうトラックを見つけました。
荷台には、ギターをひきながら歌う子供達が。
楽しそうだなー、と思いながら見ていると、トラックの目的地は私たちと同じ教会だったのです。
彼女たちは、日曜礼拝の賛美歌バンドだったのでした!
ベースにギターにボーカル、ドラム、…まるでガールズバンドのような賛美歌です。
村の人も教会に集まっていて、代わる代わる賛美歌を歌います。
その間、階下では小さな子供達を対象にした日曜学校が行われていました。
途中で歌に飽きた息子は、こちらに参加させてもらいました。(といっても、遊んでもらっただけ)
教会への道すがら、パイナップル畑を発見!
パイナップルってこんな風にひとつひとつ育っているのも初めて知りました。
教会に向かって、山道をギターを抱えながら歩く子供達。
山の緑と青い空。
その向こう、遠くに見える白いブッダ。
心が洗われるような風景と時間でした。
国境とゴールデントライアングル
さて、チェンライは、我らが第二のふるさとミャンマーと国境を接しています。
チェンライ側から、ミャンマーへと入国することも出来ます。
イミグレーションでパスポートを預けて気軽にタイ側からミャンマーへと入国することが出来るため、我々も行ってみることになりました。
ミャンマー側に入ると、看板は「ミャンマー語、タイ語、中国語」の3ヶ国語で書かれており、通貨もミャンマーチャットとタイバーツの両方を使うことが出来ます。
ちなみに、「ミャンマー側でショッピングもできるけど、中国製の偽物ブランド品とか、本物かどうか分からないヒスイとかなのであんまりオススメしないよ」とガイドさんの談。
そう言ったガイドさんは、「これタイで買ったら3倍くらいするよ!」とHUGO BOSSと書いてあるバッグを買っていました。笑 偽物…ですよね。
違う国がすぐ隣にあって、気軽に行き来して、文化も言語も通貨も混じり合っているというのが、島国日本に育った私には、とても不思議な光景に感じられました。
ミャンマー側のイミグレでは、「Hello baby!」と小さなお菓子を息子にくれて、「ああ、ここはミャンマーだな」と感じる事も出来ました。
最後に
親が子供にあげられる最大のギフトは、環境と経験。
観光はほとんどできなかったものの、プライスレスな体験が出来たチェンライでした。
ミミズはearthwormだね、これは花びらがくっついているから合弁花類だね、これは双子葉類だね、のアナウンスもしていたし、 タイ語でこんにちはは、「サワディカーップ」ありがとうは「コープンカーップ」だよ、という声かけもしました。
しかし、それよりも何よりも、世界は広くて、色々な人が色々な暮らしをしていること。 そして、自分の心が自由ならそこに壁はない、と息子に教えてもらった旅でもありました。
私の方が、ありがとう!
【3歳男子親勉的おでかけ】ベトナム・ハノイ民俗学博物館
ベトナムハノイの魅力
ミャンマー、ヤンゴンの良いところは、東南アジアの他の国に行きやすいことです。
中でも、私がとても気に入っているのがベトナムの首都ハノイです。
日本のみなさんに馴染みのあるベトナムの都市は経済の中心であるホーチミンかと思いますが、 ハノイは首都であり、政治の中心です。
また季節を選べば涼しく、暑さの苦手な人でも過ごしやすい気候だと思います。
ごはんも美味しく、民芸品の雑貨も可愛くて品質が良いので、私は大好きです。
民俗学博物館
ハノイの親勉的おすすめスポットといえばここ!民俗学博物館です。
ハノイ民族学博物館[バオタン・ザントックホック] | ベトナムナビ
オススメポイントは以下の通り。
・ベトナムの50以上の少数民族の暮らしや文化を見ることができる
・少数民族の住居が屋外に展示されており、実際に中に入ってみることができる
・併設のカフェ(ベトナム料理)がリーズナルブルで美味しい
・ミュージアムショップの品揃え、センスが抜群
・ベトナム伝統芸能の水上人形劇の屋外劇場がある
ベトナムの50以上の少数民族の暮らしや文化を見ることができる
博物館に入ってすぐに出迎えてくれるのが、ベトナムに暮らす少数民族の写真達です。 カラフルだったり、シックだったりする民族衣装と、独特のタトゥーなどを施した人々を見るだけでも、 「こんなに沢山の自分と違った人がいるんだな」と感じるのではないかと思います。
そして、自転車にフォトジュニックに積まれたカゴ!(我々はカゴいっぱい族と呼びましたが、何族のものなんだろう、、)
「これは何に使うものだろうね」「何をしているところだろうね」
などと声をかけながら回ると、3歳の息子も興味深げに見ていました。
アジアの博物館はワイワイガヤガヤしているので、3歳児が走り回ってもOKな雰囲気が漂っているのも嬉しいところです。
少数民族の住居が屋外に展示されており、実際に中に入ってみることができる
民俗学博物館のメインイベントはこれです!!!
高床式の住居や、日本家屋に似た住居もあります!
「このお家はなんでこんな形をしているんだろうね」
「これはおっぱいかなー」
と言いながらひとつひとつの家に入っていくと、時間がいくらあっても足りないほど。
高床式になっている家は、雨が多い地域なのかな?など、子供と話してみるのはどうでしょうか。
民俗学博物館に行くときは、他の予定を入れずに、ここのために一日確保してもいいかな、とも思います。
併設のカフェ(ベトナム料理)がリーズナルブルで美味しい
併設のカフェでは、一通りのベトナム料理や軽食を食べることが出来ます。
雰囲気も良く、お値段も良心的で、ビールも置いてありますよ(大人には大事!)
揚げ春巻き、生春巻きなどが盛り合わせになったプレート、美味しかった…(ビールに合います!)
このカフェは、フランスのNGOが運営しているそうです。
ミュージアムショップの品揃え、センスが抜群
民俗学博物館のミュージアムショップは、クラフトリンク(CRAFT LINK)という少数民族の手仕事をフェアトレードで販売する団体が運営しています。
このショップが素敵なものばかりなんです。しかもお値段が驚くほど安い!
水角牛のアクセサリーや、刺繍のクッションカバーなど、お土産っぽくなくて素敵なセンスのものばかり。
まさかミュージアムショップでこんなに興奮するなんて!という程の興奮です。(感じ方には個人差があります。私はここでアクセサリーを買い込みました!)
ベトナム伝統芸能の水上人形劇の屋外劇場がある
ハノイで水上人形劇が有名なのは、ホアンキエム湖付近にあるタンロン水上人形劇です。
しかし、タンロンの水上人形劇、私的には正直あんまりオススメではないのです。
混んでいるし、見ていると眠くなってくるし(感じ方には個人差があります。私は5分で寝ちゃいます。暗いし、、、)チケットは事前に購入しておかなければならないし…
わざわざチケットを事前に買いに行って、混んでいる中並んで観てこれか…とがっかり感が、、、(感じ方には個人差があります)
でも、やっぱり伝統芸能なので一度は見てみたい!という場合、民俗学博物館の庭の中に、水上人形劇の劇場があるのです。
これなら、わざわざ劇場で見なくても、博物館探訪のついでに気軽に見ることが出来ます。
暑すぎる季節や、雨の日でなければ、屋外の劇場なので雰囲気抜群で気持ちいいです。(外なので、寝ないと思います。たぶん!)
最後に
親が子供にあげられるギフトは、環境と経験だと思います。
民俗学博物館は、自分と違う生活をしている人たちがたくさんいるということ、その住居や生活がとても身近に感じられる展示でとてもオススメです!
もちろん、日本の受験に出るような内容はないのですけれど、自分とは違った人たちがたくさんいること、 気候や文化によって、様々な違いがあること、これはなぜこうなっているのかな?などを知り、考える良い機会となるのではないでしょうか。
今回は、3歳の息子を連れて行きましたが、もう少し大きくなったらまた一緒に行きたいなと思っています。
次はどんな反応があるか、とても楽しみです。